TOKYO JEWELRY FES 2025 -2回目のリアル出展-

TOKYO JEWELRY FES 2025 -2回目のリアル出展-

 

・はじめに

 

2025年8月1日(金)〜3日(日)の3日間、TOKYO JEWELRY FES 2025に出展しました。

今回は、昨年に続く2回目のリアルイベントへの参加。初めての出展から1年経ち、ブランドとしての成長を実感できる機会となりました。


連日の猛暑のなか、わざわざブースに立ち寄ってくださった皆様には、心から感謝申し上げます。

SNSやWEBでは伝えきれない空気感や、ジュエリーの繊細な美しさを、実際に見て、触れて、感じていただけたことが、何より嬉しい時間でした。

 

 

 

 

 

・去年と比べて

 

ちょうど1年前、2024年7月。ブランドを立ち上げてまだ2ヶ月というタイミングで、初めてこのイベントに出展しました。

そのときはピアスのみの展開で、展示も手探り状態。什器もすべて自作で、文字通りゼロからのスタートでした。


それでも、「音を形にする」というブランドコンセプトには多くの方が興味を持ってくださって、

「おもしろいですね!」「今までにない発想で素敵」

といった言葉をたくさんいただいたのを、今でも鮮明に覚えています。


そして1年経った今回。

リングやブレスレットも加わり、コレクションとしての幅が広がりました。

展示方法やブースのレイアウトもアップデートし、「どう見せるか」「どう伝えるか」にも意識を向けて臨みました。


今回も、ブランドの核である“音を形にする”というコンセプトに、たくさんの方が興味を持ってくださいました。

「どうやって思いついたんですか?」

「こういうジュエリーって見たことない!」

「ストーリーが面白いし、デザインも素敵」

そんな声を直接いただけて、本当に嬉しく思いました。

 

 

 

 

 

・デザインについて

 

会場では、単純にデザインに惹かれて足を止めてくださる方も多くいらっしゃいました。

「かわいい!」「なんか気になる!」「すごく目に入った」

そんな反応をいただけるのは、視覚的なインパクトがちゃんと届いている証拠だと思います。


“音”という見えないものを、“かたち”という視覚的な要素に変換すること。

そこに一貫してこだわってきましたが、言葉ではなく直感で「いい!」と思ってもらえるデザインができたのなら、それは本当に嬉しいことです。


見た目だけではなく、その背景にあるストーリーや想いが、ちゃんと“形”として伝わるように。

そういったデザインをこれからも大切にしていきたいと、改めて思いました。

 

 

 

 

 

・刺さる人には刺さるブランド

 

2回目の出展を終えて、改めて感じたことがあります。

それは、「このブランドは、誰にでも刺さるものではないけれど、“ある特定の方”にはとても深く届くブランドなのだ」ということ。


例えば、普段ハイブランドのジュエリーを身に着けているようなお客様が、

「遠くから見て、なんだかすごく気になって来ました」

「こういうデザイン、あまり見かけないですね。すごく洗練されている」

と声をかけてくださったり、


とてもおしゃれで感性が豊かな方が、

「この世界観とか、背景にある考え方がすごく好きです。こういうものを生み出せるクリエイターがいることに感動しました」

とコメントしてくださったり。


誰にでもウケるものを目指すのではなく、“自分の信じた世界観”を貫いた先にこそ、深く共鳴してくださる方との出会いがある。

そのことを、より確信できた3日間でした。

 

 

 

 

 

 

・周りのクリエイターの方々

 

今回も、出展している周囲のクリエイターの方々が本当に魅力的で、刺激をたくさんいただきました。


皆さん、自分の世界観を持ち、ものづくりに誇りを持っていて、それぞれのスタイルでお客様にしっかり向き合っている。

作品だけではなく、その姿勢や言葉、想いの届け方に至るまで、「ものを売る」という行為の本質を感じさせてくれる方ばかりでした。


こういう出会いは、会社員としてデザイナーをしているだけではなかなか得られないもの。

同じ“挑戦”の現場に立つ者同士として、共感できることが本当に多く、たくさんのエネルギーをもらいました。

 

 

 

 

 

・作り手が気に入っていることが大事

 

イベントの中で、強く感じたことがあります。

それは、作り手自身が、自分のブランドやプロダクトを“本気で気に入っている”ことが何より大事だということ。


他のクリエイターの方が、自分の作品について目を輝かせて説明している姿。

その熱意や自信は、聞いている人の心にちゃんと届いていました。

やっぱり、自分自身が「これはいい」と信じているからこそ、人に伝える言葉に説得力が生まれるんですよね。


会社のデザインの仕事では、ある程度決まった方向性やブランドの制約の中でデザインすることが多く、言わば「9を10にする」ような作業が中心です。

でも、個人でブランドを運営するということは、まさに「0を1にする」作業。

コンセプトも、世界観も、ネーミングも、商品も、自分自身の感性と責任で生み出していく。


だからこそ、そこには

**“受け入れてもらえるかという不安”と

“自分で生み出したという自信”が混在していて、

そのうえで誰かの心に響いたとき、“感動”**になるんだと実感しました。

 

 

 

 

 

 

・今後もお客様と関わっていきたい

 

やっぱり、イベントの醍醐味は、お客様と直接コミュニケーションがとれることです。


「インスタで見て気になってました!」と声をかけてくださった方。

ふらっと立ち寄って、その場で作品の魅力を感じてくださった方。

一つひとつの出会いが、とても温かくて、自分の原動力になりました。


今後も、リアルイベントには定期的に出展していく予定です。

まだブランドを知らない方にも、もっと多くの方に、作品の魅力を直接伝えていけたらと思っています。

 

 

 

 

 

・まとめ

 

2回目のTOKYO JEWELRY FES。

ブランドの方向性が、よりはっきりと見えてきた実感があります。

そして、感性や世界観に共鳴してくださる方と出会える喜びも、ひしひしと感じました。


ゼロから立ち上げたブランドが、少しずつでも誰かの心に届いていること。

その手応えと嬉しさを胸に、これからも「自分にしか作れないもの」を、情熱をもって作り続けていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

それではまた明日──

 

SOWN 代表

片倉

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