■ 仕事は、基本的にチーム戦
多くの会社では、仕事を進める上で
チームで作業を分担します。
個人で進める仕事であっても、
ディレクターや上司と一緒に進めていくことがほとんどです。
完全に一人で完結する仕事は、
実はあまり多くありません。
それでも私は以前、
「なるべく自分だけでやりたい」と思っていました。
■ 修正が嫌だった理由
私はデザイナーとして働いています。
以前は、ディレクターや上司に
修正をかけられるのがとても嫌でした。
なるべく自分が提案したデザインのまま
商品化させたい。
修正が多いと業務も大変になるし、
正直、否定された気持ちにもなります。
「自分の案のほうがいいのに」
そんな感情も、どこかにありました。
■ コメントが入ることで変わるもの
ただ最近、気づいたことがあります。
自分だけで完結させるよりも、
ディレクターや上司にコメントをもらったほうが
結果的にいいものになる、ということです。
他の部署の商品企画や
マーケティング部からの意見も同じです。
最初は違和感のある修正でも、
俯瞰で見ると、確かに良くなっている。
視点が増えることで、
完成度が一段上がる感覚があります。
■ 1人でのめり込む怖さ
一人でのめり込んでいると、
どうしても視野が狭くなります。
自分の中では筋が通っている。
ロジックもある。
美しさもある。
でも、それはあくまで
“自分の世界”の中の完成度。
外から見ると、
伝わりにくかったり、
ズレていたりすることもあります。
自分では気づけないことが、
本当に多い。
■ いいものは、混ざり合ってできる
いいものを作るというのは、
自分のセンスを押し通すことではなく、
いろいろな視点を通して、
磨いていくことなのかもしれません。
修正は、否定ではない。
完成度を上げるための、
もうひとつの視点です。
■ ひとりで作る力と、ひとりにしない力
もちろん、自分で考え抜く力は大事です。
でも同じくらい大事なのが、
「ひとりにしない力」。
他人の視点を受け入れること。
自分の案をいったん手放すこと。
その余白がある人のほうが、
最終的に強いものを作れる気がします。
今でも修正は大変です。
でも最近は、
「ここからもう一段よくなるかもしれない」
と思えるようになりました。
1人でいいものを作るのは難しい。
でも、誰かとなら
想像以上のものができることがある。
それが、仕事の面白さなのかもしれません。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉