男女の友情は成立する?

男女の友情は成立する?

 

── “恋愛”を越えて、人として向き合うということ。


 

「男女の友情は成立しない」という言葉の違和感

 

よく議論になるこのテーマ。

「男女の友情は成立しない」と断言する人もいます。

けれどもしそれが本当なら、

異性と食事に行ったり、出かけたりするとき、

すべて恋愛の下心があるということになってしまいます。

それは少し、極端すぎる気がします。


 

 

 

 

恋愛と友情の境界線は、もっと曖昧なもの

 

確かに、恋愛も友情も「好意」から始まります。

だからこそ、その境界があいまいに感じられることもある。

でも、そこにある“好意”の方向性や温度は人によって違うはずです。

相手を尊敬したり、信頼したり、心地よく感じたりすることが

必ずしも恋愛とは限りません。

むしろ、“人として好き”という感情が

恋愛と友情の中間に存在しているのかもしれません。


 

 

 

 

自分の状況が、感情のフィルターになる

 

男女の友情が成立するかどうかは、

そのときの自分の“心の余白”によっても変わる気がします。

恋人がいるときや結婚しているときは、

そもそも恋愛のスイッチがオフになっているため、

異性を恋愛的に見ることがありません。

一方で、恋人がいないときや孤独を感じているときは、

無意識のうちに、相手を“恋愛候補”として見てしまうこともある。

つまり、“友情が成立するかどうか”よりも、

“いまの自分がどんな状態にいるか”の方が大きいのかもしれません。


 

 

 

 

成熟した関係ほど、性別を越えていく

 

大人になっていくと、

「この人とは、恋愛ではなく人として関わりたい」

そう思える相手が増えていく気がします。

そこには、性別というラベルを越えた尊重や安心感がある。

恋愛感情ではなく、“相手の人生を応援したい”という

静かな優しさが宿っているのです。

男女の友情が成立するかどうかは、

実は“相手をどう見ているか”の問題よりも、

“自分がどれだけ成熟しているか”の問題なのかもしれません。


 

 

 

 

成立するかどうかではなく、“どう関わるか”

 

結局のところ、男女の友情は「成立する・しない」と

白黒をつけるものではありません。

どんな関係性も、“お互いをどう扱うか”で変わっていく。

恋愛でも友情でも、人と人のつながりの本質は同じです。

相手の存在を大切に思い、敬意を持って関わる。

その延長線上にこそ、本当の意味での“友情”があるのだと思います。

 

 

 

 

 

 

それではまた明日──

 

SOWN 代表

片倉

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