東京は、無数の人が集まり、夢を追い、日々を懸命に走り抜ける街。
地方からやってきた人も、海外からやってきた人も、みな何かを掴もうとしてここに集まる。
そこには常に競争があり、気づけば自分もその渦の中にいる。
──東京とは、まさに「戦い」の場なのだと感じます。
優秀な人が集まる場所
東京は、いわば人材の交差点。
学歴やキャリアを積んできた人、才能に溢れたクリエイター、努力を重ね続けてきたビジネスパーソン。
さまざまなバックグラウンドを持つ「優秀な人」が集まり、それぞれの分野でしのぎを削っています。
ひとりで頑張っているつもりでも、気づけば周りには自分を追い抜こうとする人、自分以上の実力を持つ人がいる。
そのプレッシャーは時に重く、苦しくさえあります。
地元に帰れば
ふと考えることもあります。
もし地元に帰れば、ここまで激しい競争はないかもしれない。
もっと穏やかで、ゆったりとした暮らしができるかもしれない。
比較されることもなく、自分のペースで過ごせるだろう。
その想像は、どこか甘美で、心を少しだけ揺らします。
それでも戦い続けたい理由
けれど、私はまだ戦っていたい。
確かに東京での日々は消耗するし、時には心が折れそうになる。
でも、その一方で、自分を成長させてくれるのもまた、この街なのです。
優秀な人たちとぶつかり合い、学び、刺激を受ける。
その過程の中で、自分が少しずつ鍛えられていくのを感じる。
「戦いの場」に身を置くことでしか得られない経験が、確かにここにはあります。
東京という選択
だから私は、今日も東京で働く。
東京は消耗の街であり、同時に希望の街。
この矛盾を抱えた場所で、自分はまだ挑戦を続けたいと思うのです。
地元に帰れば、もっと楽に生きられるかもしれない。
でも、楽であることが必ずしも「生きたい道」ではない。
戦いの中でしか見えない景色を、まだ見てみたいのです。
最後に
東京は、きっと「一生戦いの場」。
その選択をするかどうかは人それぞれ。
でも、私は今、戦いの中に身を置くことを選んでいる。
疲れることもある。迷うこともある。
それでも──この街でしか得られない「生きている実感」があるから。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉