私は休日が大好きです。
平日の疲れが取れるし、好きなことに没頭できるし、家族とゆっくり過ごせる時間でもある。
それでも、たとえば長い連休のあとになると、
なぜか「会社に行きたいな」と思う瞬間があります。
この感覚、学生のころにも似たような経験がありました。
夏休みの最初はワクワクして楽しいのに、
日が経つにつれて、ふと友達に会いたくなる。
あの教室の匂いや、何気ない会話が恋しくなる。
あれに近いのだと思います。
人は“環境”より、“人”に帰りたくなる
休日は解放の時間ですが、
人間って不思議で、
結局は“誰かと繋がる場所”に戻りたくなる生き物 なんだと思います。
職場そのものが恋しいわけじゃなくて、
・挨拶を交わすあの空気感
・コーヒーを飲みながらの雑談
・「おつかれ」と言える相手がいる安心感
こういう“人との関わり”に、どこか心が寄っていく。
わざわざ会うほどでもない関係なのに、
会うとちゃんと嬉しい。
そんな距離感が、職場にはあったりします。
同僚との雑談は、小さな社会復帰
長い休みのあとって、少しだけ世界との距離ができる感じがして、
誰かと話すことで、その距離がスッと縮まります。
「休みどうだった?」
「これ、美味しかったよ」
「最近こんなアニメ見ててさ」
そんな他愛のない会話が、
心の再起動になっている。
仕事だけなら在宅でもできるのに、
それでも“出社したくなる日”があるのは、
きっとこの雑談のおかげです。
人は、好きな人たちの中で整う
休日で自分を休ませて、
平日で人と関わって整っていく。
どちらが良い悪いではなくて、
両方あって、はじめて人はバランスが取れる。
だからこそ、月曜の朝にふと
“同僚と話したいな”
と思うのは、ごく自然なことなのだと思います。
おわりに
休日は自由で、平日は誰かがいる。
その行き来の中で、私たちは少しずつ元気になったり、安心したりする。
だから次の月曜も、
「おはよう」と声を交わすのが、きっと楽しみになるはずです。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉