── 好きの更新
昔は、あんなに好きだったのに。
今は、そこまで興味がない。
そんなものが、誰にでもあると思います。
昔よく聴いていた音楽。
毎週のように見ていた映画。
夢中になっていた趣味。
よく遊んでいた友達。
昔は「絶対これが好き」と思っていたものが、今ではそれほどでもない。
でも、それって悪いことなのでしょうか。
「好き」は、ずっと同じじゃなくていい
20代の頃は、音楽が好きでした。
ライブに行ったり、
友達と音楽の話をしたり、
新しいアーティストを探したり。
でも、30代になってからは、
以前ほど音楽を聴かなくなった。
別に音楽が嫌いになったわけではありません。
ただ、
自分の生活の中での優先順位が変わった。
それだけです。
仕事だったり、
家族だったり、
ものづくりだったり。
昔とは違うものに、
時間を使うようになりました。
人間関係も同じ
これは、
人間関係にもあると思います。
昔は毎日のように遊んでいた友達。
でも、
お互いに生活が変わって、
会う頻度が減る。
話す内容も変わる。
昔はあんなに楽しかったのに、
今会うと、少し話が合わない。
そんなこともあります。
もちろん、
相手が悪いわけでも、
自分が悪いわけでもありません。
ただ、
お互いに変わっただけ。
昔の自分を否定する必要はない
ここが、
意外と大事なのかもしれません。
今の自分が、
昔好きだったものを好きではなくなったとしても、
昔の自分が間違っていたわけではありません。
その時は、
本当に好きだった。
その時の自分にとっては、
それが大切だった。
だから、
今の自分が変わったからといって、
過去の自分まで否定する必要はないのだと思います。
「好き」は、捨てるのではなく更新する
人生を生きていると、
自分の価値観は少しずつ変わっていきます。
好きなものも変わる。
興味のあることも変わる。
大切にしたいものも変わる。
だから、
「昔は好きだったから、今も好きでいなければ」
と考える必要はありません。
好きじゃなくなったら、
それでいい。
興味がなくなったら、
それでいい。
また別のものを好きになればいい。
大人になるということ
もしかすると、
大人になるということは、
「好きなものが増えること」だけではなく、
「昔好きだったものを手放せるようになること」
なのかもしれません。
時間は有限です。
何もかも好きでいることはできない。
だから、
今の自分が本当に大切だと思うものに、
少しずつ時間を使っていく。
それでいいのだと思います。
昔の自分と、
今の自分。
同じである必要はありません。
昔好きだったものを、
今は好きじゃなくてもいい。
昔の友達と、
今はあまり会わなくてもいい。
昔目指していたものを、
今は目指していなくてもいい。
それは、
「変わってしまった」のではなく、
「更新された」だけなのかもしれません。
昨日までの自分を否定する必要はない。
でも、
昨日までの自分に、
今日の自分まで縛られる必要もない。
好きなものが変わることも、きっと成長の一つなのだと思います。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉