■はじめに
みなさんは、自分が行おうとしている行動に対して、「本当の目的」を意識することはありますか?
私たちは日々、さまざまな選択をしていますが、案外その理由を深く考えずに決めていることが多いものです。
「掃除機を買おうかな」と思ったとき、あなたの目的は何でしょうか?
掃除機が“ほしい”からなのか、それとも“部屋をきれいにしたい”からなのか。
この違い、意外と大きいんです。
■目的の明確化とは?
「掃除機を買おうかな」と思った瞬間、それは一見、シンプルな欲求のように思えます。
でも、その裏にある本来のニーズを見極めることがとても重要です。
たとえば、その行動の根本にはこうした目的が隠れているかもしれません:
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部屋をもっと清潔に保ちたい
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掃除をラクにしたい
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生活感を変えたい
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家事の負担を減らしたい
こうした「目的の再確認」をせずに行動してしまうと、結果として遠回りになる可能性もあります。
■目的を見失うと、無駄が生まれる
もし「新しい掃除機がほしい」が目的だと思って買ったとしても、実は「部屋をきれいに保ちたい」が真の目的だった場合、買ってから後悔する可能性があります。
なぜなら、その掃除機が思ったより重かったり、使うのが面倒だったりすると、結局使わなくなってしまうからです。
つまり、目的を明確にしないまま選んだ選択肢は、無駄な出費や時間、ストレスの原因になりやすいのです。
■本来の目的を見つめる
多くの場合、行動の奥にある目的は「生活を快適にしたい」「部屋を清潔にしたい」という抽象的なニーズです。
ここで一歩立ち止まって、別の選択肢を広げてみましょう。
たとえば:
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高性能な掃除機を買う
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ロボット掃除機を導入して、手間を減らす
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そもそも物を減らして掃除しやすい部屋にする
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クイックルワイパーなどのシンプルな道具に頼る
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家事代行をスポットでお願いしてみる
このように目的に応じて、選択肢の広がり方が変わってくるのです。
■ニーズを深掘りしよう
「なんとなく掃除機が欲しい」と思ったときこそ、考えてみてほしいことがあります。
それは、「私は何に困っているのか?」「なぜその行動をしたくなったのか?」という問い。
たとえば、
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掃除する時間がない→自動で掃除してくれるロボットが良いかも
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掃除自体は嫌いじゃない→軽くて取り回しのよい掃除道具で十分かも
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埃が気になる→クイックルワイパーでも対応できるかも
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徹底的に家を整えたい→整理整頓を先に進めるべきかも
ニーズを深く掘り下げれば、より自分に合った、無駄のない選択ができるようになります。
■まとめ
思い立ったら即行動も良いですが、ほんの数分でも「本当に求めているものは何か?」を考えてみるだけで、無駄な買い物や失敗を避けることができます。
行動の前に立ち止まることは、「時間の節約」でもあり、「お金の節約」でもあります。
“掃除機がほしい”のではなく、“部屋をきれいにしたい”のかもしれない。
自分の行動の動機を見つめることで、本当に必要な選択が見えてきます。
選択肢を間違えないためには、「なぜその行動をとろうとしているのか?」を明確にすること。
それが、より快適な暮らしや、納得のいく人生の選択につながっていきます。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉