── 初めての感動と、長く続ける価値
「初心を忘れない。」
そんな言葉があるように、
私たちは「慣れること」を少しネガティブに捉えがちです。
初めて見た景色。
初めて食べた料理。
初めて手にしたもの。
あの頃のような感動は、
時間とともに少しずつ薄れていきます。
だから、
「慣れると感動はなくなる」
そう思っていました。
でも最近、
少し違うのではないかと思うようになりました。
初めてだから感じる感動
初めて旅行に行った街。
初めてライブに行った日。
初めて好きなブランドのアイテムを手にした瞬間。
初めての体験には、
新鮮さがあります。
知らないからこそ驚ける。
予想していないからこそ感動できる。
これは、
「初めて」にしかない特別な価値です。
慣れると、見えなくなるもの
一方で、
毎日見ている景色には、
だんだん感動しなくなります。
毎日会う人。
毎日使う道具。
毎日通る道。
あることが当たり前になると、
その価値を意識しなくなります。
慣れは、
感動を小さくする側面も確かにあります。
慣れたからこそ見えるものもある
ただ、
長く続けていると、
最初には見えなかったものが見えてくることがあります。
コーヒーの味の違い。
音楽の細かな表現。
デザインの美しさ。
最初は「なんとなく好き」だったものが、
経験を重ねることで、
「どこが好きなのか」が分かるようになります。
これは、
慣れたからこそ得られる感動です。
感動は、形を変える
最初の感動は、
「驚き」です。
でも、
長く続けた先の感動は、
「理解」や「愛着」に変わっていきます。
派手ではないけれど、
じわじわと深くなる感動。
それは、
時間をかけた人だけが味わえるものなのかもしれません。
問い
あなたの身近にも、
最初は何とも思わなかったのに、
今では大切になっているものはありませんか。
あるいは、
昔ほど感動しなくなったと思っていたものの中に、
別の魅力が隠れているかもしれません。
慣れることは、
感動を失うことではなく、
感動の形が変わることなのだと思います。
初めての感動は、
人生を広げてくれます。
そして、
慣れた先の感動は、
人生を深めてくれます。
だから私は、
「慣れること」は悪いことではなく、
本当の魅力を知るための時間なのかもしれないと思っています。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉