■ 思考には、2種類ある
思考には、大きく分けて2つのタイプがあると思っています。
ひとつは、
素早く答えを見つける思考。
もうひとつは、
本質を見つけるために、深く潜る思考。
どちらが優れている、という話ではありません。
役割が違うだけです。
■ 素早く答えを見つける思考
これは、日常で最も使う思考です。
どうすれば効率がいいか。
どうすれば早く終わるか。
どうすれば正解に近づけるか。
限られた時間の中で、
最短距離を探す。
仕事やテスト、日々の判断では
この思考がとても役に立ちます。
現代社会は、どちらかといえば
この「速さ」を求める場面が多い。
だから私たちは、自然と
答えを急ぐクセがついています。
■ 本質を見つけるために潜る思考
もうひとつは、
すぐに答えを出さない思考です。
そもそもこれは何なのか。
なぜそう感じるのか。
本当にそれが問題なのか。
一度立ち止まり、
問いを分解し、
奥へ奥へと潜っていく。
この思考は、時間がかかります。
効率もよくありません。
でも、ここからしか見えない景色があります。
表面の答えではなく、
構造そのものに触れる感覚。
大きな転換や、
深い納得感は、
だいたいこちらから生まれます。
■ 速さと深さは、別の能力
速く考えられる人が、
深く考えられるとは限らない。
逆もまた然りです。
速さは訓練で磨ける。
深さは、余白がないと育たない。
常に急いでいると、
潜る前に次の問いがやってきます。
だから現代では、
「深く考える力」は少しずつ
希少になっている気もします。
■ どちらを使うかを選ぶ
大事なのは、
どちらが正しいかではなく、
今どちらを使うべきかを選べること。
すぐに決めるべき場面もある。
あえて立ち止まるべき場面もある。
全部を深く考えていたら前に進まないし、
全部を速く処理していたら、自分を見失う。
思考にも、ギアがある。
今日はどのギアで考えているだろうか。
たまには、
あえて深く潜ってみてもいいのかもしれません。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉