── 落ち込まない強さより、戻ってくる力
最近読んだ漫画、
メダリストの中で出てきた言葉があります。
「レジリエンス力」。
簡単に言えば、復活する力。
この言葉が、妙に心に残りました。
メンタルが強い=落ち込まない、ではない
私たちはよく、
「あの人はメンタルが強い」
「自分はメンタルが弱い」
と表現します。
でも本当に“強い”とは、
どんなことがあっても落ち込まない状態なのでしょうか。
失敗しても平気。
否定されても無傷。
傷つかない。
そんな人は、きっといません。
本当の強さは、
落ち込まないことではなく、落ち込んだあとに戻ってくることなのだと思います。
競技の世界にある「戻る力」
『メダリスト』では、
選手たちが何度も転びます。
技に失敗する。
思うように評価されない。
自信をなくす。
それでもまたリンクに立つ。
才能や努力ももちろん大事ですが、
物語を支えているのは、
この「戻る力」なのだと感じました。
落ち込むのは、正常
仕事でミスをする。
人間関係でうまくいかない。
期待していた結果が出ない。
落ち込むのは、自然な反応です。
むしろ、何も感じないほうが怖い。
大事なのは、
「落ち込まない自分」を目指すことではなく、
落ち込んだあとにどう扱うか。
レジリエンスは、瞬発力ではない
復活と聞くと、
すぐ立ち直るイメージがあります。
でも実際は、
ゆっくりでいい。
一日休む。
少し距離を置く。
誰かに話す。
時間をかけて整理する。
レジリエンスは、
“すぐ元通りになる力”ではなく、
時間をかけて戻ってくる持久力なのかもしれません。
這い上がるというより、戻る
私たちはつい、
「這い上がらなきゃ」と思ってしまう。
でも、そこまで大げさでなくていい。
元の自分のペースに、
少しずつ戻るだけでいい。
一度落ち込んでもいい。
むしろ、それは挑戦している証拠です。
大事なのは、
「ここで終わり」にしないこと。
問い
あなたは最近、落ち込みましたか。
もしそうなら、
それは弱さではありません。
いまはただ、
戻る途中にいるだけかもしれません。
レジリエンス力とは、
静かに、何度でも、
自分の場所へ帰ってくる力。
派手ではないけれど、
人生を長く支えてくれる力です。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉