—日常に、少しの工夫と、ひと口の余白を。
・はじめに
皆さんはコーヒーをお好きですか?
朝の目覚めに一杯。
仕事の合間にひと息。
誰かとの会話のきっかけにもなり、日常のあらゆるシーンに寄り添ってくれる飲み物、それがコーヒーです。
私の活動の中でも、コーヒーは静かに、でも確実に自分を整えるスイッチになっていると感じています。
今回は、そんな「コーヒー」という身近な飲み物の持つ効果と、日常に取り入れやすい活用法をご紹介したいと思います。
・コーヒーの効果
コーヒーの効果といえば「眠気覚まし」や「集中力アップ」が思い浮かびますが、実はそれだけではありません。
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覚醒作用(カフェイン)
集中力や注意力を高めてくれる働きがあり、作業に向かう前のウォームアップにも最適です。
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リラックス効果(香り)
焙煎された豆の香りには、ストレスをやわらげ、自律神経を整えてくれる作用もあります。
香りだけで気分がスッと変わること、ありますよね。
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代謝促進・脂肪燃焼
運動の30分ほど前にコーヒーを飲むことで、脂肪燃焼を促進するという研究もあります。
つまり、コーヒーは「目を覚ます」だけでなく、「気持ちを整え、心と体を前に向けてくれる飲み物」でもあるのです。
・飲むタイミング
コーヒーの効果を最大限に活かすには、飲むタイミングも大切です。
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朝食後
起きてすぐの空腹時ではなく、しっかり朝食をとったあとが理想的。胃への負担を減らし、安定した覚醒効果を得られます。
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昼食後
午後の眠気対策には、昼食後の一杯が効果的。頭の中をリセットして、午後の活動にスムーズに移れます。
逆に、夕方以降の摂取は注意が必要です。
カフェインの効果が残って眠りにくくなる可能性があるため、18時以降はノンカフェインのハーブティーなどに切り替えるのがオススメです。
・おすすめの活用法:パワーナップ
もし午後の生産性をもっと高めたいと考えているなら、ぜひ試してほしいのがコーヒーナップ(またはパワーナップ)です。
手順はとても簡単です。
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昼食後、コーヒーを一杯飲む(ブラックがおすすめ)
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すぐに仮眠をとる(10〜15分程度)
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起きた頃にカフェインが効きはじめ、スッキリと再起動できる
カフェインは体内に吸収され、脳に作用するまでに約20〜30分かかるため、仮眠をとるタイミングとちょうど重なります。
実際、筆者もこの方法を取り入れるようになってから、午後の生産性がかなり安定しました。眠気に悩まされる方には特におすすめしたい習慣です。
・基本はブラックがおすすめ
ラテやカプチーノ、カフェモカももちろん美味しいのですが、できるだけブラックで飲むことをおすすめします。
理由はシンプル。
砂糖やミルクの摂りすぎは、気づかないうちにカロリーや糖質の過剰摂取につながり、せっかくの健康的な習慣が逆効果になってしまうからです。
ブラックが苦手という方も、最初は薄めに淹れたり、浅煎りの酸味がある豆から試してみるのもおすすめです。
味わいの違いに気づくと、コーヒーの奥深さにどんどん惹かれていきます。
・まとめ
コーヒーは、ただの「飲み物」ではありません。
それは、自分を整える小さなルーティンであり、心をリセットしてくれる習慣でもあります。
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気持ちを切り替えたいとき
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少し自信をつけたいとき
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眠気に負けたくない午後のひとときに
そんな日々のすきまに、コーヒーはそっと寄り添ってくれます。
香り、温度、味わい、タイミング。
ひとつひとつに少しだけ意識を向けるだけで、日常が豊かになっていく。
コーヒーは、そんな「余白」をくれる存在なのだと思います。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉