手元には残らないものに、なぜお金を払うのか
ゲームのキャラクターやアイテムに課金しても、形としては何も残りません。
ジュエリーや家具のように、人生を長く彩るモノではなく、サービスが終われば消えてしまう。
「冷静に考えれば無駄」と思う人もいるかもしれません。
それでも、私たちは時に迷わず課金してしまいます。
課金で得られるのは「感情の瞬間」
手に入れたキャラクターで冒険した時の高揚感。
仲間と力を合わせて敵を倒した時の達成感。
推しのキャラを強化できた時の誇らしさ。
課金で買っているのは“データ”ではなく、心を揺さぶる“瞬間”。
それは、残らないからこそ熱を帯びた、刹那の輝きなのです。
「儚い価値」と「残る価値」
課金の価値は、消えてしまう時間の中にあります。
一方で、ジュエリーのように形に残るものは、時間を越えて人の手元にあり続けます。
どちらが正しいということではなく、両方が「生きていくうえでの喜び」を担っているのだと思います。
儚いものは今を彩り、残るものは未来を支える。
そのバランスの中に、私たちは生きているのかもしれません。
あなたにとっての「価値」とは?
結局のところ、価値を決めるのは外の誰かではなく、自分自身です。
ゲーム課金で得た熱い記憶も、ジュエリーのように時を越えて残るものも、どちらもその人にとっての宝物。
では――あなたにとって「本当に価値のあるお金の使い方」とは、どんな瞬間に訪れるものでしょうか?
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉