── 納得できる失敗
人生では、
できれば失敗したくありません。
仕事でも、
買い物でも、
人間関係でも、
できるだけ正しい選択をしたい。
だから、
経験者に相談したり、
口コミを調べたり、
誰かの意見を聞いたりする。
それ自体は、
とても大切なことです。
でも、
どれだけ考えて選んだとしても、
失敗することはあります。
そんなとき、
不思議と後悔しにくい失敗があります。
それは、
自分で選んだ失敗です。
人に勧められて失敗すると、少し悔しい
例えば、
友人に、
「この店、絶対いいよ」
と勧められて行ったお店が、
思っていたほどではなかった。
すると、
「うーん、微妙だったな」
と思うだけでなく、
「自分だったら選ばなかったのにな」
という気持ちが、
どこかに残ります。
仕事でも同じです。
誰かに言われた通りにやって、
結果的にうまくいかなかった。
すると、
「だから最初からこう思っていた」
という気持ちが出てくる。
失敗そのものより、
自分で決めていないことが、
後悔につながるのかもしれません。
自分で選んだ失敗は、経験になる
一方で、
自分で考えて、
「これがいい」
と思って選んだものが、
うまくいかなかったとします。
もちろん、
悔しい。
でも、
不思議と納得できる。
「自分の考えでは、これが正解だった」
そう思えるからです。
そして、
次に同じような場面が来たとき、
「前はこうだったから、今回はこうしてみよう」
と考えられる。
失敗が、
経験に変わります。
正解を選ぶことだけが大切ではない
もちろん、
失敗しないに越したことはありません。
できるだけ情報を集めて、
リスクを考えて、
良い選択をする。
それは大切です。
でも、
人生のすべての選択に、
正解が用意されているわけではありません。
住む場所。
仕事。
趣味。
人間関係。
買い物。
どれだけ考えても、
「これが絶対に正解」
とは言えないものがあります。
だからこそ、
自分で選んだと思えることが、
大切なのかもしれません。
他人の正解を生きない
誰かにとっての正解が、
自分にとっての正解とは限りません。
「この会社がいい」
「この場所に住んだ方がいい」
「こうした方が幸せ」
世の中には、
たくさんの「正解」があります。
でも、
その正解を選んで、
もし自分が幸せになれなかったら、
どうでしょう。
逆に、
周りから見れば少し遠回りでも、
自分で選んだ道なら、
納得できるかもしれません。
「納得できる失敗」という考え方
最近は、
失敗しないための情報が、
たくさんあります。
口コミ。
ランキング。
SNS。
成功者の体験談。
もちろん、
これらは便利です。
でも、
情報が多くなればなるほど、
「自分で選ぶ」ことが難しくなることもあります。
誰かの成功例を見て、
それをそのまま自分に当てはめてしまう。
でも、
人生は人それぞれです。
だから、
たまには、
「自分はこれがいいと思う」
という感覚を信じてもいい。
そして、
もし失敗したとしても、
「自分で選んだんだから仕方ない」
と思える。
それは、
悪い失敗ではないのだと思います。
人生で大切なのは、
失敗しないことだけではありません。
自分の選択に、自分で納得できること。
それができれば、
失敗したとしても、
「あの時は、あれが自分にとっての正解だった」
と思える日が来るかもしれません。
誰かの正解を借りて生きるより、
自分で選んで、
自分で失敗して、
そこからまた選び直す。
その方が、
少し遠回りでも、
自分の人生を生きている感じがする。
「正解だったか」より、「自分で選んだか」。
人生では、
その違いの方が大きいのかもしれません。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉