つまらなそうな仕事を、楽しむ力

つまらなそうな仕事を、楽しむ力

 

── 面白い仕事を探すより、面白くする方がいいのかもしれない

仕事をしていると、

「これは面白そうだな」

と思う仕事がある。

新しい企画を考える。

何かを作る。

自分のアイデアを形にする。

そういう仕事は、始める前から少しワクワクする。

 

一方で、

「これは、あまり面白くなさそうだな」

と思う仕事もある。

資料をまとめる。

数字を確認する。

メールを返す。

会議の準備をする。

何度も同じところを修正する。

こういう仕事は、

どうしても地味に見える。

でも最近、

仕事の面白さは、仕事内容だけで決まるわけではないのかもしれない

と思うようになった。

一見つまらなそうな仕事でも、

やり方次第で意外と面白くなる。

 

 

 

 

資料を作るだけでも、少し遊べる

 

例えば、

「この資料をまとめておいて」

と頼まれたとする。

言われた通りに、

必要な情報を集めて、

順番に並べて、

資料にする。

もちろん、それでも仕事は終わる。

でも、

「これ、初めて見る人だったらどこで分からなくなるだろう?」

と考えてみる。

タイトルを変える。

情報の順番を変える。

文章を短くする。

数字をグラフにする。

一番伝えたいことを大きくする。

 

すると、

ただ資料を作る仕事だったものが、

「どうすれば一発で伝わるか」

というゲームに変わってくる。

同じ資料作成なのに、

少し面白くなる。

 

 

 

 

 

「昨日の自分より早く終わらせる」

 

地味な作業でも、

自分なりのルールを作ると面白くなる。

例えば、

毎月同じような資料を作っているなら、

「前回より10分早く終わらせよう」

と決めてみる。

ショートカットを覚える。

テンプレートを作る。

よく使う文章を登録する。

ファイルの置き場所を整理する。

一度やってしまえば、

次から少し楽になる。

こういう小さな改善は、

誰かから褒められるわけではない。

でも、

「昨日まで10分かかっていたことが、7分でできた」

というのは、

自分の中では結構嬉しい。

仕事というより、

ちょっとした攻略になる。

 

 

 

 

 

修正が多い仕事も、見方を変えられる

 

企画やデザインの仕事では、

一度作ったものが、

そのまま通ることは少ない。

「ここを変えてください」

「もう少し違う方向で」

「この部分は分かりにくいです」

と言われる。

最初は、

「せっかく作ったのに」

と思う。

何度も修正していると、

面倒にもなる。

でも、

「一回目より良くできるか」

と考えると、

少し変わる。

自分が気づいていなかった問題を探す。

別の見せ方を試す。

最初の案にはなかったアイデアを足してみる。

すると、

「修正される=否定される」

ではなく、

「修正を使って、もう一段よくする」

という感覚になってくる。

同じ「修正」でも、

受け取り方が変わる。




 

「面白い仕事」は、最初から面白いわけではない

 

考えてみれば、

面白い仕事だって、

ずっと面白いわけではない。

企画を考えるのは楽しい。

でも、

その企画を実現するためには、

資料を作らなければいけない。

関係者に説明しなければいけない。

数字を確認しなければいけない。

細かい修正もしなければいけない。

スケジュールも調整する。

 

つまり、

「面白い仕事」の中にも、

たくさんの「つまらなそうな仕事」が入っている。

それでも、

最後に一つのものが完成すると、

「やってよかったな」

と思える。

そう考えると、

仕事の面白さは、

仕事内容そのものより、

その仕事を何につなげるか

にもあるのかもしれない。

 

 

 

 

 

「この仕事に意味はあるのかな」と思ったら

 

もちろん、

何をしているのか分からなくなるような仕事もある。

「これ、誰の役に立っているんだろう」

と思うこともある。

そういうときは、

一度、仕事の先を考えてみる。

自分が作った資料を、

次の人が使う。

その資料を使って、

誰かが判断する。

その判断によって、

商品ができる。

商品が店頭に並ぶ。

誰かがそれを買う。

そうやって考えていくと、

目の前の地味な作業にも、

意外と続きがある。

自分がやっていることだけを見ると、

つまらなく見える。

でも、

その先まで見ると、

少し意味が見えてくる。

 

 

 

 

「楽しむ」は、テンションを上げることではない

 

ここでいう「楽しむ」は、

仕事中ずっとテンションが高いことではない。

毎日、

「仕事最高!」

と思う必要もない。

むしろ、

淡々とやっている中で、

「ここ、ちょっと工夫できるな」

と思えるくらいでいい。

面倒な仕事を、

ゲームのように楽しむ日もある。

効率化を考える日もある。

誰かに褒められなくても、

自分だけで「うまくできた」と思う日もある。

そういう小さな楽しさでいい。

 

 

 

 

 

「楽しい仕事をしたい」だけでは、少しもったいない

 

昔は、

「面白い仕事がしたい」

と思っていた。

もちろん、

今でもそう思う。

でも、

面白い仕事だけを待っていたら、

きっと退屈する。

なぜなら、

どんな仕事にも、

地味な部分があるからだ。

好きな仕事でも、

メールはある。

会議もある。

確認作業もある。

修正もある。

面倒なこともある。

だから、

「面白い仕事を探す」だけではなく、

「目の前の仕事を、どうしたら少し面白くできるか」

を考えられるようになった方が、

仕事は楽になるのかもしれない。

 

 

 

 

 

それではまた明日──


SOWN 代表

片倉

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