はじめに
みなさんは「鋼のメンタル」を持っていますか?
「もっと強いメンタルがあれば…」と感じたり、人から「メンタル強いよね」と言われた経験があるかもしれません。
でも、本当に必要なのは「鋼メンタル」なのでしょうか?
私自身、最近思うのは 「落ち込まない力」ではなく「復活できる力」こそ大事なのではないか ということです。
そもそも鋼メンタルとは
鋼メンタルを持っている人というのは、一言で言えば「鈍感力」を持っている人。
何か失敗したときや、きつい言葉を言われたとき、普通なら傷つく場面でも、深く気にしない。
つまり「ダメージを受けにくい」という特徴があります。
これは確かに強力な武器です。
しかし同時に、「誰にでも備わっている力」ではないように思います。
鋼メンタルはレア
私の感覚では、鋼メンタルを持つ人は本当に少数派です。
多くの人は、嫌なことがあれば落ち込むし、批判されれば傷つきます。
もしあなたの周りに「全然気にしないよ」という人がいたら、その人はきっと相当の試練を乗り越えてきたのかもしれません。
むしろ「普通の人は落ち込むもの」と考えるほうが自然だと思います。
鋼よりも、復活力
だからこそ大事なのは「メンタルの強さ」よりも「復活力」です。
どんなに強い人でも、落ち込む瞬間は必ずあります。
それ自体は悪いことではなく、むしろ人間らしいこと。
大切なのは、そのあとに「どう立ち直るか」です。
落ち込んでも、翌日には切り替えられる。
一度は傷ついても、また笑えるようになる。
そんな復活力があれば、鋼メンタルがなくても人生は十分に渡っていけます。
自責の念にとらわれない
復活を難しくする要因の一つが「自責の念」です。
失敗したときに落ち込むのは自然ですが、そこからさらに「私はダメだ」「やっぱり無理だ」と自己否定に入ってしまうと、立ち直るのが難しくなります。
逆に、同じ失敗でも
「次はこうしてみよう」
「まだ改善できる」
と切り替えられる人は、驚くほど早く立ち直ります。
落ち込み自体は避けられなくても、「そこからどう考えるか」で未来が変わるのです。
まとめ
「鋼のメンタルを持ちたい」と思う人は多いですが、実際にそれを持っている人はごくわずか。
私たちに必要なのは、完璧に傷つかない心ではなく、傷ついたあとに復活する心です。
落ち込むのは人間として自然なこと。
だからこそ、自分を責めすぎず、復活する力を育てていきたいですね。