はじめに
みなさんは、「女子力」と聞くとどんなことを思い浮かべますか?
美容に気を遣う、おしゃれが好き、料理が得意…そんなイメージが多いかもしれません。
雑誌やSNSでも、そういったスキルや習慣が女子力として紹介されることは多いですよね。
しかし、私が思う女子力は少し違います。
もっと本質的で、年齢や性別に縛られない力。
それは、「過程〜瞬間を楽しむ力」です。
過程〜瞬間を楽しむ力とは
たとえば、ディズニーリゾートに行く予定があるとします。
多くの女性は、その日に向けての準備そのものを楽しみます。
新しいヘアスタイルに挑戦したり、友達とおそろいのコーデを買いに行ったり、ネイルを整えたり…。
もちろん当日も全力で楽しみますが、それまでの準備期間もワクワクしながら過ごしているのです。
これは、単に「見た目を整えるため」だけではありません。
当日をより輝かせるための小さな儀式であり、気分を高めるためのプロセスでもある。
その一連の流れを味わう感性こそが、「女子力」の本質だと思うのです。
男性にはあまりない?
もちろん、すべての男性がそうではありませんが、
この「過程を楽しむ感覚」は女性の方が持っている割合が高いと感じます。
男性の場合、当日のイベントそのものは楽しんでも、その日に至るまでの準備や小さな演出にはあまり関心を持たないことが多いように思います。
「どうせ服は着なくなるし…」「髪型はいつも通りでいいや」と、合理性を優先する傾向があるのです。
その結果、当日は楽しいけれど、その楽しさが“当日だけ”で終わってしまうことも少なくありません。
その日を最大限に楽しむということ
お出かけの日に向けて、洋服やアクセサリーを選び、ヘアセットを工夫し、メイクもその日仕様に整える。
さらには、お土産を選ぶことや、写真を撮ることも、すべて「その日を楽しむための過程」に含まれます。
こうした一つひとつの行動は、単なる消費ではなく「瞬間を彩るための投資」です。
準備期間を丁寧に楽しめる人は、当日の出来事も何倍も鮮やかに感じられます。
女性的に生きるという選択
私自身、以前は極めて男性的な考え方でした。
「当日のために洋服を買っても、すぐ着なくなるじゃん」
「お土産を買っても、家に帰ったら置き場所に困るだけじゃん」
そんなふうに、効率や合理性ばかりを重視していたのです。
でも、女性のように「今を全力で楽しむ」という意識を持つようになってから、日常が一気に鮮やかになりました。
準備段階のワクワク、当日の充実感、そして思い出として残る余韻。
この三つが揃うと、同じ出来事でも幸福度は何倍にも膨らむのだと実感しています。
まとめ
女子力とは、外見的なスキルや特定の趣味だけではありません。
「過程を楽しみ、瞬間を全力で味わう力」こそが、その真髄だと思います。
これは性別に関係なく、誰でも身につけられる力です。
次にイベントやお出かけの予定があるときは、ぜひ「準備の時間」も大切にしてみてください。
その瞬間は、きっとこれまで以上に輝くはずです。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉