職場で「コミュニケーション能力が高い人」を思い浮かべると、
だいたい仕事ができる人ではないでしょうか。
雑談がうまい、話しかけやすい、空気が柔らかい。
一見すると性格や才能の問題に見えますが、
その土台には、意外とシンプルな構造があります。
自信は、性格ではなく“裏付け”から生まれる
よく言われるのが、
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コミュ力が高い → 自分から話しかけられる
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内向的 → 話しかけられない
という整理ですが、
実際は少し順番が逆だと思っています。
仕事での結果 → 自信 → 話しかける余裕
この流れです。
仕事で一定の結果を出していると、
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多少ズレたことを言っても大丈夫
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嫌われにくい
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話を聞いてもらえる
という感覚が、無意識に身につきます。
その安心感が、
人との距離を縮める勇気になります。
結果を出していないと、質問すら怖くなる
一方で、結果を出せていない状態だとどうなるか。
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質問しても雑に扱われる気がする
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「それ前も言ったよね」と思われそう
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そもそも話しかけるタイミングが分からない
こうした感覚が積み重なり、
人とのコミュニケーション自体が萎縮していきます。
これは、その人の性格が悪いわけでも、
コミュ力が低いわけでもありません。
仕事上の立ち位置が、心理的な立ち位置を決めているだけです。
コミュ力は、結果の副産物であることが多い
結果を出せる人は、
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周囲からの反応が良くなる
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会話が成立しやすくなる
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相談や雑談が増える
結果として、
「コミュニケーション能力が高い人」に見えます。
でも実際は、
話すのが得意だから結果を出しているのではなく、
結果を出しているから話しやすくなっている
というケースがかなり多いです。
結果 → 関係構築 → さらに結果、というループ
仕事の世界は、少し残酷ですが合理的です。
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結果を出す
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信頼される
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情報が集まる
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動きやすくなる
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さらに結果が出る
このループに入れると、
対人関係も仕事も、同時に楽になります。
逆に、
結果がないままコミュニケーションだけで何とかしようとすると、
どこかで無理が出ます。
まず磨くべきは、話し方より“成果”
もし今、
「人と話すのが苦手だな」と感じているなら、
無理に明るく振る舞ったり、
雑談力を鍛えたりするよりも、
一つでも、確実に結果を出せる領域を作ることの方が近道かもしれません。
結果は、
対人での自信を静かに、でも確実に支えてくれます。
自信は、
自分に言い聞かせるものではなく、
積み重ねた事実から、あとでついてくるものなので。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉