──未来を変えるのは、今日の小さな選択
何かを「続ける」って、本当に難しい。
でも一方で、「習慣さえ身につけば、人生は変わる」ともよく言われます。
事実、私たちの未来は“日々の習慣”の積み重ねでできています。
実際に、ある研究では習慣が定着するまでに平均66日かかるといわれており、つまり約2ヶ月は続けないと定着しないということ。
忙しい毎日の中で、新しい習慣をつくるのは簡単ではありません。
それでも、習慣化にはコツがあります。
今日は、無理なく続けられる3つの方法を、自身の経験も交えながらご紹介します。
1. ハードルをとことん下げる
まず大切なのは、「とにかく小さく始める」こと。
習慣化のコツは、“1分でも、1行でもいいからやる”ことに意味があるという考え方です。
たとえば筆者は、以前3年間ジムに通っていましたが、
最初の頃は「今日は1セットだけでいい」と決めていました。
フォームを確認するだけ、体を動かすだけ──それでOKにしておく。
大切なのは、質や量より「続けることそのもの」。
毎日の“ハードルの低い達成”が、やがて「やらないと落ち着かない」という状態に変わっていきます。
2. すぐに取り掛かれる環境をつくる
習慣を続けられない最大の理由は、取り掛かるのが"めんどくさい"から。
だからこそ、初動のしやすさ=環境設計が重要です。
例えば筆者は、以前どうしてもアコースティックギターを弾けるようになりたくて、3年間、毎日練習しました。
その時に意識したのが、ギターを“すぐ手に取れる場所”に置くこと。
ソファのすぐ横にギターをセットし、座ったら自然と手が伸びるようにしていました。
何かを始めるには、いちいち準備が必要だと、その時点で面倒になってしまうもの。
道具、場所、時間帯──全てを“やりやすく整えておく”ことが、継続の土台になります。
3. “やるタイミング”を決めておく
「空いた時間にやろう」と思っているうちは、たいていやりません。
人間の意志は思っているよりも弱いもの。
だからこそ、「やる時間」を“自動的に”決めておくことが大切です。
例えば──
・帰宅後、すぐジムに行く
・夕食前の30分で日記を書く
・寝る前に本を読む
など、“他の習慣”とセットで決めておくと、次第に無意識に動けるようになります。
きっかけの動作と、やることをペアにする。
これだけで習慣のハードルはぐんと下がります。
習慣は人生の“起動スイッチ”になる
ひとつでも習慣化に成功すると、不思議と他のことにも応用が効くようになります。
筆者の場合、アコギを続けられたことが自信となり、その後は
・ジムの継続
・スキンケア、ヘアケア、メイク
・転職活動
・ブランドの仕事
・ブログの執筆
など、さまざまなことに粘り強く取り組めるようになりました。
つまり習慣とは、行動そのものを変えるものではなく、
「自分は続けられる」という自己認識を育てるものでもあるのです。
まとめ
習慣化のために必要なのは、意志の強さではなく、仕組みづくりです。
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ハードルをとことん下げる
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すぐできる環境を整える
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タイミングを決めておく
この3つを意識することで、どんなことでも少しずつ、でも確実に続けられるようになります。
大切なのは、“完璧”ではなく“継続”。
一歩ずつ、日々の小さな積み重ねが、やがて大きな変化を生み出してくれます。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉