はじめに
夏になると、服の枚数が減って、コーディネートがシンプルになりますよね。
Tシャツにデニム、ワンピースにサンダル──身軽で心地いい。でも、そんな季節こそ、「小物」が大事になると思いませんか?
アクセサリー、時計、メガネ、バッグ、そしてヘアスタイルやネイル。
服装が軽くなるからこそ、“ちょっとしたディテール”が、全体の印象を引き締めてくれるのです。
夏は「引き算コーデ」に、小物の「足し算」を
冬はニットやコート、ストールなど、重ね着で変化を出せますが、夏はレイヤードが難しいぶん、全体がのっぺりと見えやすい季節でもあります。
たとえば、白Tシャツにデニムという王道スタイルも、何もつけていないと、なんとなく“家着感”が漂ってしまうことも。でも、そこにピアスやリング、ブレスレットが加わるだけで、一気に「外出する人」の装いに変わります。
つまり、小物は**「夏の服を街着に変える魔法」**なんです。
部屋着感をなくす、ちいさな工夫
たとえば、Tシャツにショートパンツというラフなコーデでも、ピアスやリングを1つ足すだけで、印象は驚くほど変わります。
アクセサリーは“目線が集まりやすい先端部分”につけるので、さりげないのに効果的なんです。
何気ない日でも、「今日の自分に、少しだけ手をかけた」という感覚が、自信をくれたりもします。**着飾るのではなく、整える。**それが、小物の力です。
髪やネイルも、“小物”のひとつ
実は、髪型やネイルも小物と同じように“印象のディテール”を担っています。
たとえば、髪をまとめるときに小さなヘアピンやバレッタを使ったり、ネイルをほんのり色づけるだけでも、全体のコーディネートが完成して見えます。
とくに夏は、肌が見えるぶん、手元や首元の印象が強く残りやすいので、小さな工夫が大きな違いを生みます。
暑いけど、だからこそ
正直、夏にアクセサリーを身に着けるのって、ちょっと面倒に感じることもありますよね。汗をかくし、金属が肌に貼りつく感覚が苦手だったりもします。
でも、誰もが「まあいっか」と思いがちな季節だからこそ、しっかり装いを整えている人は、よりいっそう素敵に見えるんです。
ほんの少しの「手間」を惜しまないことで、“気の利いた印象”は簡単につくれます。
まとめ──夏のシンプルに、私らしさを添える
小物は、単なる飾りではなく、「私が今日をどう過ごしたいか」の意思表現でもあります。
シンプルな季節にこそ、アクセサリーや髪型、ネイルなどを通して、自分の輪郭をほんの少し、際立たせてみる。
それだけで、夏の装いはもっと楽しく、もっと自分らしくなっていきます。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉