仕事が楽しいと感じられる瞬間は、
給料が上がったときでも、評価されたときでもなく、
「こだわりが許されるようになったとき」
だと思っています。
言い換えると、
創意工夫の余地が生まれた瞬間です。
「裁量」が生まれたとき
仕事が楽しくなる条件として、
次のような状態があります。
・自分の裁量で進められる
・自分のアイデアを提案できる
・働く時間や進め方をある程度決められる
・自分なりのクリエイティブを発揮できる
これらに共通しているのは、
「正解が一つではない」という状態です。
ただ言われたことをこなす仕事は、
間違えないようにする意識が強くなります。
一方で、
裁量が与えられると、
「どうすればもっと良くなるか」を考え始める。
この思考の変化が、
仕事を“作業”から“表現”に変えていきます。
楽しくない時期があるのは、自然なこと
入社して3年目くらいまでは、
この状態にたどり着くのは難しいかもしれません。
・やることが細かく決められている
・判断はすべて上司がする
・失敗しないことが最優先
そういうフェーズでは、
仕事を楽しいと感じにくいのは当然です。
また、職種によっては、
決められた内容を正確にこなすこと自体が
重要な役割である場合もあります。
「楽しくない=向いていない」
と早合点する必要はないと思います。
どんな仕事にも、創意工夫はある
ただ、それでも思うのは、
どんな仕事にも、必ず創意工夫の余地はある
ということです。
・資料の構成を少し工夫する
・説明の仕方を変えてみる
・作業の順番を見直す
・相手が理解しやすい形を考える
大きな裁量がなくても、
小さな「自分なり」はつくれます。
その小さなこだわりを積み重ねることで、
少しずつ信頼が生まれ、
やがて裁量も広がっていく。
仕事が楽しい、の正体
仕事が楽しいという感覚は、
「ラク」という意味ではありません。
むしろ、
考えることが増えたり、
責任が増えたりもします。
それでも楽しいのは、
自分の意思が介在しているから。
こだわりが許されるようになったとき、
仕事は初めて、自分のものになります。
もし今、仕事があまり楽しくないと感じていたら、
「もっと自由になりたい」と思う前に、
どこに創意工夫の余地があるか
一度だけ、探してみてもいいかもしれません。
そこが、
仕事が少しだけ面白くなる入口になる気がしています。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉