── “誰かといたい時期”と“ひとりでいたい時期”を受け入れる
みなさんは、人と関わるのが好きですか?
私は、自分の中に“波”のような周期があることに気づきました。
人と積極的に会いたい時期もあれば、誰とも関わりたくない時期もある。
それは、季節が移り変わるように、静かにやってきては過ぎていくもののように思います。
「ひとりでいたい」と思う時期
たとえば、何かに没頭しているとき。
あるいは、仕事や人間関係でうまくいかない時期。
そんなときは、自然と“人と会いたくないフェーズ”に入ってしまうことがあります。
・就職活動中、結果が出るまでは誰とも話したくなかった。
・転職や新しい挑戦をしているとき、うまくいくかわからないことをまだ話したくなかった。
・気持ちが沈んでいるとき、元気な友人と会うのがつらく感じた。
そういう時期って、誰にでもありますよね。
でも、これは“心が壊れたサイン”ではなく、
自分のエネルギーを調整するための、自然なリズムだと思います。
「誰かに会いたい」と思う時期
逆に、人と会いたくなるフェーズもあります。
新しいことを始めて刺激を受けたいとき。
楽しい出来事を誰かと共有したいとき。
そういうときは、自分から人を誘ったり、会話が自然に弾んだりします。
ただ、そのときに誘った相手が、もし「いまは人と会いたくないフェーズ」だったら──。
断られても、それを「自分が嫌われたから」とは思わなくていい。
きっと、相手にも“静かに整える時間”が必要なだけです。
フェーズの違いを受け入れる
人付き合いって、“タイミングのすれ違い”でもあります。
自分は話したい時期でも、相手は沈黙の時期かもしれない。
でも、それは決して悪いことではなく、どちらのリズムも尊いもの。
自分が「人と関わりたくないフェーズ」にいるときは、
罪悪感を持たずに、静かに自分と向き合えばいい。
そしてまた「誰かに会いたいフェーズ」に戻ってきたとき、
あの人に会いたいな、と思えたら、それでいいと思います。
さいごに
人との関係は“継続”よりも“呼吸”に近いのかもしれません。
吸うときもあれば、吐くときもある。
近づくときもあれば、離れるときもある。
そのバランスを理解できたとき、
きっと人付き合いはもっと穏やかで、やさしいものになる気がします。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉