街を歩いているとき、SNSで「プロポーズされました!」という投稿を見ると、
なぜいつも“男性から女性へ”が当たり前なのだろう?と、ふと考えることがあります。
愛の始まりを告げる瞬間が、なぜ一方通行の“役割”で固定されてきたのか。
そこには、社会の中で長く続いてきた「男性=能動」「女性=受動」という無意識の構図があるのかもしれません。
歴史的背景
もともとプロポーズという文化は、家制度や結婚が“契約”だった時代に根付いています。
男性が「家を築く力」を持つ存在とされ、女性は「選ばれる側」とされた社会。
そこでは、愛よりも“生活”の視点が優先されていました。
でも、現代の結婚はもっと自由で、感情的で、対等なはずです。
それでも、儀式的な構図だけが昔のまま残っている──
そこに、私たちの“時代のズレ”が見え隠れします。
現代の変化
最近では、女性からプロポーズするケースも少しずつ増えています。
また、指輪ではなく「一緒に選ぶ」プロポーズや、
“どちらが言うか”にこだわらない自然な形も生まれています。
つまり、愛の表現が“役割”から“個性”へと移行しているのです。
問いかけ
もし、プロポーズを「人生のパートナーに想いを伝える時間」と定義し直すなら、
それを先に言うのが男性か女性かは、もう重要ではないのかもしれません。
むしろ、「どう伝えるか」「どんな関係を築いていくか」が本質になっていく時代へ。
まとめ
プロポーズは、“誰がするか”よりも“どう生きたいか”の象徴。
形式を超えて、自分たちらしい関係を選び取ること。
それこそが、これからの愛のかたちなのかもしれません。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉