グループで仕事を進める場面は、社会に出ると一気に増えます。
プロジェクト、会議、チーム制作。
うまくいくときもあれば、なぜか噛み合わないときもある。
その原因は、
メンバーの能力や、プロジェクトの内容ではないことが多い。
一番重要なのは、
それぞれに与えられた「役割」です。
■ 違和感が生まれた時点で、設計は失敗している
例えば、
「私にこの仕事任せるの?」
と、心の中で疑問が浮かんだ瞬間。
それは、本人の能力不足ではありません。
役割設計を間違えているサインです。
人は、自分の強みや経験とかけ離れた役割を渡されると、
不安か、諦めか、無関心になります。
そしてその違和感は、
必ず成果物に滲み出ます。
■ 「誰がやるか」より「何を期待しているか」
役割とは、
作業内容を振り分けることではありません。
・何を判断していいのか
・どこまで決めていいのか
・どんな価値を期待されているのか
ここが曖昧なまま仕事を振ると、
人は動けなくなります。
逆に、
期待が明確な役割は、人を驚くほど動かします。
■ 全員が同じタイプである必要はない
良いグループワークは、
全員が優秀である必要はありません。
・全体を見て方向を決める人
・細部を詰める人
・スピード重視で進める人
・慎重にリスクを見る人
むしろ、役割が被りすぎているチームほど、
無駄な衝突が増えます。
■ 役割が決まれば、人は勝手に力を出す
人を動かすために、
モチベーションを上げる必要はありません。
役割を正しく置くだけでいい。
自分が「ここにいていい」と感じられるポジションに立てたとき、
人は自然と責任を持ち、考え、動き始めます。
■ うまくいかないチームは、人ではなく配置を見る
グループワークがうまくいかないとき、
つい「この人は使えない」と考えてしまいがちです。
でも本当に見るべきなのは、
その人が立たされている役割。
人を変えるより、
役割を変えたほうが、ずっと簡単で、健全です。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉