── 将来と今、どちらを生きるか
誰もが一度は聞いたことがある、
「アリとキリギリス」の話。
夏の間、
アリは冬に備えてせっせと働く。
一方でキリギリスは、
歌ったり遊んだりしながら過ごす。
そして冬になり、
食べ物がなくなったキリギリスは困ってしまう。
だから、
将来を見据えて準備をしよう。
そういう教訓として語られることが多い物語です。
子どもの頃は、アリが正解だと思っていた
私も子どもの頃は、
当然アリが正しいと思っていました。
真面目に働く。
将来に備える。
計画的に生きる。
社会に出ても、
そういう価値観を持つ人は多いと思います。
実際、
仕事でもお金でも健康でも、
先を見据えることは大切です。
大人になって思うこと
でも大人になってから、
少し違う見方をするようになりました。
キリギリスって、
そんなに悪いのでしょうか。
夏の間、
思い切り楽しむ。
好きなことをする。
やりたいことをやる。
そして冬になって、
「困った!」
となる。
確かに計画性はないかもしれません。
でも、
本人はかなり楽しそうです。
意外とキリギリスの方が幸せそう
極端な話をすると、
アリはずっと将来のために働いている。
キリギリスは今を楽しんでいる。
どちらが幸せかは、
意外と簡単には決められません。
将来のために今を我慢し続ける人生と、
今を楽しみながら生きる人生。
どちらにも価値があるはずです。
現代社会は「アリ」を推奨する
今の時代は特に、
アリ的な生き方が推奨されています。
自己投資。
資産運用。
健康管理。
キャリア形成。
もちろん大切です。
でも気づくと、
「未来のため」に生きすぎてしまうこともある。
将来のために勉強する。
将来のために働く。
将来のために貯める。
その結果、
今が全然楽しくない。
そんな状態になったら、
少し本末転倒かもしれません。
キリギリスから学べること
もう一つ面白いのは、
キリギリスは困った時に誰かを頼ることです。
昔は、
「自業自得」と片付けられていたかもしれません。
でも大人になると、
人に頼ることも立派な能力だと分かります。
全部を一人で抱え込む必要はない。
困ったら助けてもらう。
そして、
自分も誰かを助ける。
そうやって社会は成り立っています。
本当の正解は、アリでもキリギリスでもない
結局、
大切なのはどちらか一方ではないのでしょう。
将来のための準備もする。
でも今も楽しむ。
働く時は働く。
遊ぶ時は遊ぶ。
アリの計画性と、
キリギリスの今を楽しむ力。
その両方を持てたら理想です。
問い
あなたは今、
アリでしょうか。
それともキリギリスでしょうか。
もしアリなら、
少し遊んでもいいのかもしれません。
もしキリギリスなら、
少しだけ未来を考えてみてもいいのかもしれません。
子どもの頃は、
アリが正解でキリギリスは失敗だと思っていました。
でも大人になってみると、
そんなに単純な話ではない。
人生は、
未来のためだけにあるわけではないからです。
今を楽しむことも、
立派な生き方の一つ。
だから時々は、
キリギリスのように生きてみてもいいのかもしれません。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉