「わからない」と言える人は強い

「わからない」と言える人は強い

 

── 知ったかぶりをしない

「それ、知ってます」

そう言いたくなることって、

ありませんか?

仕事でも、日常でも。

誰かが話していることを聞いて、

本当はよく分かっていないのに、

なんとなく頷いてしまう。

「たぶん、こういうことでしょ」

と、分かったような顔をしてしまう。

私自身も、

たまにあります。




 


「わからない」は、ちょっと恥ずかしい

 

大人になると、

「わかりません」

と言うのが、

少し難しくなります。

特に仕事では、

「そんなことも知らないの?」

と思われたくない。

経験年数が増えるほど、

なおさらです。

後輩から質問されて、

「それ、分からない」

とは言いづらい。

会議で知らない言葉が出てきても、

その場で聞くのが恥ずかしい。

だから、

なんとなく知っているふりをしてしまう。






でも、「わからない」と言える人は強い

 

一方で、

「それ、初めて聞きました」

「よく分からないので、教えてください」

と、

素直に言える人もいます。

私は、

こういう人の方が、

実は強いと思っています。

なぜなら、

分からないことを、分からないままにしないからです。

分からない。

↓

聞く。

↓

理解する。

↓

次から分かる。

この繰り返しで、

少しずつ知識が増えていきます。






知ったかぶりをすると、成長が止まる

 

逆に、

「知っているふり」をすると、

その場ではプライドを守れます。

でも、

その瞬間に、

学ぶ機会を失ってしまいます。

本当は知らなかったのに、

「知ってます」と言ってしまった。

すると、

もう誰も教えてくれません。

自分からも、

「今さら聞けない」

と思ってしまう。

結果として、

知らないままになる。

たった一言、

「それってどういう意味ですか?」

と言えば済んだのに。






「わからない」は、スタート地点

 

考えてみると、

何かを学ぶ時は、

必ず最初に、

「わからない」があります。

知らない。

できない。

理解できない。

だから、

調べる。

聞く。

試す。

失敗する。

そして、

少しずつ分かるようになる。

つまり、

「わからない」という状態は、

恥ずかしいことではなく、

成長のスタート地点なんですよね。






プライドと成長は、時々ぶつかる

 

もちろん、

プライドを持つことが悪いわけではありません。

自分の仕事に誇りを持つ。

自分の経験を信じる。

自分の意見を持つ。

それは、

とても大切なことです。

でも、

そのプライドが、

「知らないと思われたくない」

「できないと思われたくない」

という方向に働いてしまうと、

少し厄介です。

なぜなら、

プライドを守ることと、成長することが、両立しない瞬間があるからです。






「教えてください」は、実はかなり強い言葉

 

仕事をしていると、

自分より年下の人から教えてもらうこともあります。

自分より経験の浅い人が、

自分の知らないことを知っていることもあります。

そんな時に、

「それ、教えて」

と言えるかどうか。

ここは、

意外と大きいと思います。

年齢や立場に関係なく、

知らないものは知らない。

できないものはできない。

だから、

知っている人に聞く。

それだけです。

 

 

そして、

「わからない」と言える人は、

周りからも助けてもらいやすい。

「この人は分からないことをちゃんと聞いてくれる」

と思ってもらえると、

周りも教えやすくなります。

結果として、

人から知識や経験が集まってくる。

そう考えると、

「わからない」と言うことは、

弱さではなく、

むしろ人から学ぶための力なのかもしれません。

 

 

もちろん、

何でもかんでも「分かりません」で済ませればいい、

という話ではありません。

まず自分で調べる。

考える。

試してみる。

それでも分からなければ、

「分かりません。教えてください」

と言う。

そのくらいが、

ちょうどいい。

 

 

昔よりも、

知らないことが増えたような気がします。

仕事を続けていると、

経験が増える一方で、

自分の知らない世界も、

どんどん見えてくるからです。

だからこそ、

最近は、

「分からないことがある」

こと自体は、

そんなに悪いことではないと思うようになりました。

むしろ、

「分からない」と思えることは、

まだ自分の中に、

新しく入ってくる余白があるということ。

だから、

無理に知ったかぶりをしなくてもいい。

「それ、知らないです」

「初めて聞きました」

「教えてください」

そうやって、

素直に言える人でいたい。

「知っていることを増やすより、

知らないことを認められること。」

それも、

大人になってから身につけたい、

ひとつの強さなのだと思います。

 

 

 

 

 

それではまた明日──

 

SOWN 代表

片倉

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