なぜ人は“目的を忘れて手段にハマる”のか

なぜ人は“目的を忘れて手段にハマる”のか

 

── 本末転倒の構造

 

気づいたら、手段が目的になっている。

そんな瞬間、ありませんか。

本来は成果を出すための仕事なのに、

資料をきれいに作ることに時間を使いすぎる。

本来は意思決定のための会議なのに、

会議を開くこと自体が目的になっている。

どこかで、

本末が転倒している状態です。

 

 

 

 

 

手段は、わかりやすい

 

目的は抽象的です。

売上を上げる。

価値を届ける。

より良い体験をつくる。

どれも正しいけれど、

曖昧で、終わりが見えにくい。

一方で、手段は具体的です。

資料を作る。

会議をする。

タスクを消化する。

進捗も見えるし、達成感もある。

だから人は、

わかりやすい手段に安心してしまう。

 

 

 

 

 

「やっている感」に支配される

 

手段に没頭すると、

“やっている感”が生まれます。

忙しい。

作業している。

前に進んでいる気がする。

でもそれが、

本来の目的にどれだけ近づいているかは別問題。

むしろ、

手段をこなすことで満足してしまい、

目的から遠ざかることもある。

 

 

 

 

評価されるのは、手段のほう

 

もうひとつの理由は、評価のされ方です。

多くの組織では、

・どれだけ資料を作ったか

・どれだけ動いたか

・どれだけ忙しそうか

といった、見える行動が評価されやすい。

一方で、

・本当に価値が出たか

・本質的な改善ができたか

といった部分は、見えにくい。

その結果、

人は無意識に手段に寄っていく。

 

 

 

 

 

手段は、目的に従属するもの

 

本来、手段はあくまで道具です。

目的があって、

そのために最適な手段を選ぶ。

でもいつの間にか、

手段を守ることが優先される。

・このやり方が正しい

・今までこうしてきた

・ルールだから仕方ない

こうして、

手段が固定化されていく。

 

 

 

 

 

定期的に立ち返る

 

この状態を防ぐために必要なのは、

シンプルです。

「これは何のためにやっているのか?」と問い直すこと。

・この資料は、誰のためか

・この会議は、本当に必要か

・この作業は、目的に貢献しているか

一度立ち止まるだけで、

無駄に気づくことも多い。

 

 

 


 

問い

 

いまやっているその作業は、

本当に目的につながっていますか。

それとも、

手段そのものが目的になっていませんか。

忙しさの中では、見失いやすい。

だからこそ、

ときどき立ち止まる。

本末転倒は、誰にでも起こるもの。

でも気づければ、修正できる。

その小さな問いが、

仕事の質を大きく変えるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

それではまた明日──

 

SOWN 代表

片倉

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