■はじめに
みなさんは、1日の中で何回「ありがとう」と言っていますか?
あいさつやマナーの一環として何気なく使っているかもしれませんが、
実はこの**「ありがとう」という言葉には、想像以上の効果**があると言われています。
今回は、そんな「ありがとう」の持つ不思議な効能について、深掘りしていきます。
■「ありがとう」は、じつは自分のための言葉
感謝の言葉というと、相手のために伝えるものだと思いがちです。
けれど実は、「ありがとう」と言うことには、自分自身に対しても大きな効果があるんです。
たとえば誰かに親切にしてもらったとき、
「ありがとう」と声に出して伝えると、脳はこう判断します:
自分は良いことをしてもらった
自分は大切にされている
自分は価値のある存在だ
このようなポジティブな自己認識が生まれるため、
「ありがとう」は、相手のためでありながら、自分を肯定する言葉でもあるのです。
■思っているだけじゃ、もったいない
「ありがたいな」と心の中で思うだけで終わってしまう場面って、案外多いですよね。
でも実は、「思う」だけと「口に出す」ことには、雲泥の差があります。
人の脳は、言葉として発したことに対して、より強く反応します。
だから、感謝の気持ちも実際に言葉にすることで、脳も心もより豊かになるのです。
「ありがとう」と声に出すだけで、
あなたも相手も、ちょっとだけいい気分になれる。
こんなにコスパのいい言葉、他にあるでしょうか?
■感謝とホルモン:健康にも効く
さらに興味深いのが、「ありがとう」が心身の健康にも影響を与えるという点。
感謝の気持ちを表すと、
脳内ではセロトニン(幸せホルモン)やノルアドレナリン(やる気ホルモン)が分泌されます。
これにより、
ストレスが軽減される
気分が前向きになる
自律神経が整う
といったメンタル面・体調面の改善も期待できるのです。
何かを買わなくても、特別なことをしなくても。
「ありがとう」と言うだけで、少し健康になれるのは驚きですよね。
■人間関係も自然とよくなる
言うまでもなく、「ありがとう」は人間関係を良くする最高の潤滑油でもあります。
たとえば、
エレベーターで階数ボタンを押してもらったとき
ドアを開けてくれたとき
道を譲ってもらったとき
など、日常のほんの小さな場面でも「ありがとう」は使えるはず。
思っていても、言葉にしなければ伝わりません。
でも逆に、小さな感謝を積み重ねていけば、周りの人との関係性も自然と心地よいものになっていきます。
■感謝できる=心に余裕がある
感謝の言葉が出てくるとき、それはあなたの中に余裕がある証拠でもあります。
逆に、忙しくてピリピリしていたり、心がすり減っているときには、
「ありがとう」さえ出てこなくなってしまうことも。
そんなときこそ、意識的に「ありがとう」と口にしてみることが大切です。
言葉は、心の状態を変える力があります。
たとえ最初は気持ちがついてこなくても、言葉に出すことで、
だんだんと心も落ち着き、余裕が生まれてきます。
■まとめ
「ありがとう」というたった5文字の言葉には、
自己肯定感を高める
健康を促進する
人間関係を良くする
心に余裕をつくる
…という、想像以上にたくさんの効能があります。
今日から、ぜひ意識して「ありがとう」を使ってみてください。
それはきっと、誰かのためになると同時に、自分自身も少し幸せにするはずです。
それではまた明日──
SOWN 代表
片倉